ぬえ

種族
英語表記

Nue

伝承元

日本民間伝承

地域・文化圏

日本文化圏、平安期説話、軍記物語

概要

鵺は、複数の動物の特徴を合わせ持つ怪物的な妖怪である。『平家物語』では、夜ごと都を脅かす怪異として登場し、源頼政に射落とされたと語られる。正体のつかみにくい不吉な存在を表す妖怪である。

姿・特徴

鵺は、猿の顔、狸の胴、虎の手足、蛇の尾を持つ怪物として知られる。伝承によって細部は異なるが、複数の獣が混ざった不気味な姿が特徴である。

出現場所

鵺は、宮中、都の空、夜の闇に現れる怪異として語られる。山野の妖怪というより、都の中心に不吉をもたらす存在である。

性質・行動

鵺は、夜に不気味な声を響かせ、天皇や人々を恐れさせる。姿が見えにくく、鳴き声や気配によって不安を広げる妖怪である。

人間との関わり

鵺は、都に災いや病をもたらす不吉な妖怪として恐れられる。武士によって退治される存在として、怪異退治の物語にも深く関わる。

主な伝承・エピソード

鵺は、『平家物語』で、夜な夜な宮中を脅かす怪異として語られる。源頼政は弓で鵺を射落とし、家臣がこれを討ち取ったとされる。この物語では、見えない不安を武勇によって退ける構図が描かれている。

関連する存在

源頼政、猪早太、宮中の怪異

主な登場資料

平家物語、源平盛衰記、日本の怪異説話

登録日2026.05.22
更新日2026.05.22