土蜘蛛

つちぐも

種族
英語表記

Tsuchigumo

伝承元

日本民間伝承

地域・文化圏

日本文化圏、古代説話、妖怪画文化圏

概要

土蜘蛛は、蜘蛛の怪物として語られる妖怪である。古くは朝廷に従わない土着勢力を指す語としても使われたが、説話や絵巻では怪物的な蜘蛛として描かれる。人間社会の外側にいる異形の敵として扱われる存在である。

姿・特徴

土蜘蛛は、巨大な蜘蛛や、蜘蛛の性質を持つ怪物として描かれる。糸を使う、地中や暗い場所に潜むなど、蜘蛛らしい不気味さを持つ。

出現場所

土蜘蛛は、山中、洞窟、古い屋敷、地中に近い場所に現れるとされる。人里の秩序から離れた場所と結びつく妖怪である。

性質・行動

土蜘蛛は、人を襲い、糸や妖術で苦しめる存在として語られる。正体を隠して近づく話もあり、怪物であると同時に謀る存在として描かれることがある。

人間との関わり

土蜘蛛は、英雄や武士に退治される敵として語られる。異形の怪物でありながら、古代の支配や異民族観とも関わる複雑な存在である。

主な伝承・エピソード

土蜘蛛は、源頼光に関わる説話で、怪異として登場する。病や怪しい僧の姿を通じて現れ、正体を暴かれると巨大な蜘蛛として討たれる。人間社会の中に入り込む異形の敵として語られる妖怪である。

関連する存在

源頼光、渡辺綱、蜘蛛の怪異

主な登場資料

土蜘蛛草紙、平家物語剣巻、江戸期の妖怪画資料

登録日2026.05.22
更新日2026.05.22