テュール
てゅーる
種族
英語表記
Tyr
別名・異表記
Týr
伝承元
北欧神話
地域・文化圏
北欧・ゲルマン文化圏
概要
テュールは、北欧神話に登場する戦いと誓約の神である。勇気と法的な秩序に関わる神として語られ、神々の中でも特に名誉と覚悟を示す存在である。フェンリルを縛る神話によって、その勇敢さがよく知られる。
司るもの・権能
テュールは、戦い、勇気、誓約、法、正義を司る。単なる暴力ではなく、約束と秩序を守るための戦いを象徴する神である。
神格・立場
テュールは、アース神族の重要な神である。かつては高位の天空神的な性格を持っていた可能性もあるが、北欧神話では勇敢な戦神として特に知られる。
姿・象徴
テュールは、片手を失った神として語られる。象徴には、剣、片腕、誓約、狼がある。
主な神話・エピソード
神々は、巨大な狼フェンリルを縛るために魔法の紐を用意した。フェンリルは罠を疑い、誰かが自分の口に手を入れることを条件にした。テュールはその役を引き受け、フェンリルが縛られると片手を失った。この物語は、誓約と犠牲を引き受ける神としての性格を示している。
関連する存在
フェンリル、オーディン、ロキ、アース神族
信仰・祭祀
テュールは、戦いと誓約に関わる神として信仰された。戦士や法的な誓いと結びつく神格として、ゲルマン系の伝承に残る。
主な登場資料
古エッダ、スノッリのエッダ、北欧神話伝承
