コアトリクエ
こあとりくえ
種族
英語表記
Coatlicue
伝承元
アステカ神話
地域・文化圏
メソアメリカ文化圏、アステカ文化圏
概要
コアトリクエは、アステカ神話に登場する大地母神である。神々と人間を生む母でありながら、死者を飲み込む大地の恐ろしさも示す。創造と破壊、生命と死を同時に宿す女神として、アステカ神話の中で強い存在感を持つ。
司るもの・権能
コアトリクエは、大地、出産、生命、死、再生を司る。生命を生み出す母であり、死んだものを再び大地へ戻す女神である。
神格・立場
コアトリクエは、神々の母として語られる重要な女神である。特にウィツィロポチトリの母として、アステカの国家神話にも深く関わる。
姿・象徴
コアトリクエは、蛇の服をまとい、首飾りに手や心臓をつけた姿で表される。象徴には、蛇、大地、母性、死者を受け入れる力がある。
主な神話・エピソード
コアトリクエは、羽の玉を身に受けてウィツィロポチトリを身ごもったとされる。その妊娠をめぐって子どもたちが彼女に敵対するが、ウィツィロポチトリは武装して生まれ、母を守るために敵を打ち破った。この物語は、太陽神の誕生と大地母神の力を語る神話である。
関連する存在
ウィツィロポチトリ、コヨルシャウキ、テスカトリポカ
信仰・祭祀
コアトリクエは、大地と母性、死と再生に関わる女神として畏れられた。豊穣を願うだけでなく、生命を飲み込む大地の力としても崇敬された。
主な登場資料
フィレンツェ絵文書、アステカ神話伝承、メシカ伝承
