ヴェレス

ゔぇれす

種族
英語表記

Veles

別名・異表記

Volos

伝承元

スラヴ神話

地域・文化圏

スラヴ文化圏

概要

ヴェレスは、スラヴ神話に登場する家畜、富、地下世界、魔術に関わる神である。ペルーンが天空と雷に結びつくのに対し、ヴェレスは地上や地下、動物、死者の世界に近い神として語られる。恐ろしい側面もあるが、悪魔ではなく、生活と死後世界に関わる重要な神である。

司るもの・権能

ヴェレスは、家畜、富、地下世界、魔術、詩、死者の領域を司る。牛や財産を守る神としても理解される。

神格・立場

ヴェレスは、スラヴ神話における主要神の一柱である。天空のペルーンと対照的な位置に置かれ、地下や境界の力を持つ神として扱われる。

姿・象徴

ヴェレスは、家畜や地下世界と結びつく神である。象徴には、牛、熊、狼、蛇、湿った大地がある。

主な神話・エピソード

ヴェレスは、ペルーンと対になる神として語られることがある。民間伝承では、雷が地上や水辺の悪しきものを打つ話に、ペルーンとヴェレスの対立が重ねられることがある。

関連する存在

ペルーン、スヴァローグ、モコシ

信仰・祭祀

ヴェレスは、家畜や富を守る神として信仰された。キエフ・ルーシの誓約にも名が見え、スラヴ世界で重要な神であったことがうかがえる。

主な登場資料

原初年代記、スラヴ神話伝承、民間伝承

登録日2026.05.22
更新日2026.05.22