エル
える
種族
英語表記
El
別名・異表記
Ilu
伝承元
カナン・ウガリット神話
地域・文化圏
古代シリア・カナン文化圏、ウガリット文化圏
概要
エルは、カナン・ウガリット神話に登場する高位の神である。神々の父、神々の会議の長として語られ、古代西セム系の神話において重要な位置を占める。力で世界を動かす若い戦神というより、老成した父神としての性格が強い。
司るもの・権能
エルは、神々の権威、創造、王権、秩序、父性を司る。神々の世界をまとめる根源的な権威を持つ神である。
神格・立場
エルは、ウガリット神話における神々の長であり、父神として扱われる。バアルなどの若い神々よりも上位の世代に属する存在である。
姿・象徴
エルは、年長の王や父のような姿で想像される。象徴には、玉座、神々の会議、牡牛、父性がある。
主な神話・エピソード
エルは、ウガリット神話の神々の会議において重要な決定を行う神として登場する。バアルやアナトなどの物語の背後で、神々の秩序を支える存在として描かれる。
関連する存在
アシェラ、バアル、アナト、モト
信仰・祭祀
エルは、古代カナンやウガリットの宗教世界で高位の神として崇敬された。神々の父として、王権や宗教的秩序に関わる神であった。
主な登場資料
ウガリット文書、バアル神話、西セム系神話資料
