錫杖

しゃくじょう

法具儀礼具
英語表記

Shakujo

別名・異表記

Khakkhara

伝承元

日本仏教、仏教僧具

地域・文化圏

東アジア仏教文化圏、日本仏教文化圏

概要

錫杖は、僧が持つ輪付きの杖である。巡礼や托鉢の際に携えられ、歩行の助けとなるだけでなく、音によって存在を知らせる役割も持つ。のちには儀礼的、象徴的な僧具としても重視された。e国宝は、錫杖を仏教僧の十八物の一つとして説明している。

形状・素材

木の柄の先に金属製の頭部を付け、そこに大きな輪と小さな輪を通す。振ると輪が鳴る構造を持つ。

用途・役割

巡礼、托鉢、修行、儀礼で用いられる。音によって虫や小動物を避け、僧の来訪を知らせる道具ともされた。

使われ方・儀礼

僧が手に持って歩くほか、法会や修験の場で用いられることがある。鳴る音は、僧の威儀や仏道修行のしるしとなる。

象徴・意味

錫杖は、修行、慈悲、僧の威儀を象徴する。音を立てることで、命を傷つけない配慮や仏道の歩みを示す。

関連する存在

僧侶、修行者、地蔵菩薩

主な登場資料

仏教僧具資料、仏教美術資料

登録日2026.05.23
更新日2026.05.23