カパーラ
かぱーら
法具儀礼具
英語表記
Kapala
別名・異表記
頭蓋骨杯
伝承元
チベット仏教、密教
地域・文化圏
チベット仏教文化圏、インド密教文化圏
概要
カパーラは、頭蓋骨の形をした密教法具である。供物を入れる器として用いられ、忿怒尊やタントラ儀礼と深く結びつく。死や恐怖の象徴を、悟りへ向かう儀礼の器へ転じた法具である。
形状・素材
人間の頭蓋骨、または頭蓋骨を模した金属や木の器として作られる。外側に金属装飾や宝飾が施されることもある。
用途・役割
供物を捧げる器として用いられる。血や肉を象徴する供物、酒、穀物などを入れ、儀礼的な捧げ物を表す。
使われ方・儀礼
密教修法の壇上に置かれ、諸尊への供養具として用いられる。忿怒尊や護法尊に関わる儀礼で重要な役割を持つ。
象徴・意味
カパーラは、無常、死の超克、煩悩の転化を象徴する。恐ろしいものを悟りの道具へ変える、密教的な思想を表す。
関連する存在
忿怒尊、護法尊、密教行者
主な登場資料
チベット密教儀礼資料、密教法具資料
