ブッラ

ぶっら

護符加護具
英語表記

Bulla

伝承元

古代ローマ伝承

地域・文化圏

古代ローマ文化圏

概要

ブッラは、古代ローマの子どもが身につけた護符入れである。とくに自由民の男児が首から下げたものとして知られ、子どもを災いや悪い力から守る役割を持った。成長するまでの守護具として、家庭や通過儀礼と結びついていた。

形状・素材

丸い袋状やロケット状の入れ物として作られた。金、青銅、革など、家の身分や財力に応じた素材が用いられた。

用途・加護

子どもを邪視、悪霊、不運から守るために用いられた。中に護符を納め、幼い子どもの身を守るものとされた。

使われ方・祀られ方

首から下げて身につけた。成人に達すると、少年時代のブッラを家の神々に捧げることがあった。

主な伝承・信仰

古代ローマでは、幼い子どもは災いにさらされやすい存在と考えられた。ブッラは、そうした危険から子どもを守るための護符入れである。家庭の守護と成長の節目を示す装身具としても重要だった。

関連する存在

ラレス、ローマの家庭神

主な登場資料

古代ローマ風俗資料、ローマ装身具資料

登録日2026.05.23
更新日2026.05.23