付喪神
つくもがみ
種族
英語表記
Tsukumogami
別名・異表記
九十九神
伝承元
日本民間伝承
地域・文化圏
日本文化圏、道具の妖怪伝承
概要
付喪神は、長い年月を経た道具が妖怪化した存在である。人に使われ続けた器物や、捨てられた道具に霊性が宿るものとして語られる。日常の道具が不思議な命を持つという、日本の妖怪文化を象徴する存在である。
姿・特徴
付喪神は、傘、提灯、器、楽器、家具など、さまざまな道具の姿を持つ。人間の顔や手足が生え、古い物が意思を持ったように描かれることが多い。
出現場所
付喪神は、人家、寺社、古道具のある場所、捨てられた道具が集まる場所に現れる。人間の暮らしと強く結びついた妖怪である。
性質・行動
付喪神は、人間に忘れられたり粗末に扱われたりした道具が変化した存在として語られる。人を驚かせたり、行列を作ったり、恨みを晴らそうとしたりする。
人間との関わり
付喪神は、物を大切に扱う心と結びつく妖怪である。道具にも命や霊性が宿るという考えを通して、人間の暮らし方を映し出している。
主な伝承・エピソード
付喪神は、古い道具が百年を経て妖怪になるという考えの中で語られる。捨てられた道具たちが人間に恨みを抱き、妖怪として姿を現す話もある。恐ろしい怪異であると同時に、物を粗末にしてはいけないという感覚を伝える存在である。
関連する存在
唐傘お化け、提灯お化け、器物の妖怪
主な登場資料
付喪神絵巻、百鬼夜行絵巻、江戸期の妖怪画資料
