メリュジーヌ
めりゅじーぬ
種族
英語表記
Melusine
別名・異表記
Mélusine
伝承元
フランス・ヨーロッパ民間伝承
地域・文化圏
フランス文化圏、西ヨーロッパ文化圏
概要
メリュジーヌは、フランスを中心とするヨーロッパ伝承に登場する女性的な妖精である。水辺や泉と結びつき、人間の男性と結婚する異類婚姻の物語で知られる。蛇や魚の尾を持つ姿で語られるが、竜ではなく、水辺に属する妖精として扱うのが自然である。
属する場所・領域
メリュジーヌは、泉、川、水辺、城、異界的な血筋に関わる領域に属する。水の世界と人間の貴族社会のあいだに立つ存在として語られる。
姿・特徴
メリュジーヌは、美しい女性の姿を持つが、特定の日や水浴びの場面で蛇や魚の尾を持つ姿を見せるとされる。人間らしさと異界性が同居した姿が特徴である。
性質・行動
メリュジーヌは、人間の妻となり、家や一族の繁栄に関わる存在として語られる。だが、自分の秘密を見られることや約束を破られることによって、人間世界を去る。
人間との関わり
メリュジーヌは、人間に富や繁栄をもたらす妖精である。しかし、人間が禁を破って正体を覗き見ると、関係は崩れ、彼女は去ってしまう。異界の存在との婚姻には、守るべき約束があることを示している。
主な伝承・エピソード
メリュジーヌは、人間の男性と結婚し、一族に繁栄をもたらす妖精として語られる。夫には、特定の日に自分の姿を見ないよう約束させるが、その禁が破られると、彼女の異形の姿が明らかになる。正体を知られたメリュジーヌは人間の世界を去り、異界の存在との結びつきの脆さを示す物語となる。
関連する存在
ウンディーネ、セルキー、水辺の妖精
主な登場資料
メリュジーヌ物語、フランス民間伝承、中世ヨーロッパ伝説
