ヤマ
やま
種族
英語表記
Yama
別名・異表記
Dharmaraja
伝承元
インド神話・ヒンドゥー教
地域・文化圏
インド文化圏、ヴェーダ文化圏、ヒンドゥー教文化圏
概要
ヤマは、インド神話に登場する死者の王である。人間の死後に関わる神として語られ、死者の魂を裁き、死後の行き先に関わる存在とされる。恐ろしい神であるが、単なる破壊者ではなく、死後の秩序を守る神である。
司るもの・権能
ヤマは、死、死者の裁き、冥界、道徳的な報いを司る。人間の行いを見定め、死後の世界における秩序を保つ力を持つ。
神格・立場
ヤマは、ヴェーダ神話以来の古い神であり、死者の世界を治める王として重要な立場を持つ。後世のヒンドゥー教では、死と正義を結びつける神として扱われる。
姿・象徴
ヤマは、黒い水牛に乗り、縄や杖を持つ神として表されることが多い。象徴には、水牛、縄、杖、南の方角がある。
主な神話・エピソード
ヤマは、最初に死を経験し、死者の道を開いた存在として語られる。死後の世界では、亡者の行いを裁き、それぞれの運命を定める神となった。この物語によって、ヤマは死を終わりではなく、秩序ある次の段階へ導く神として位置づけられる。
関連する存在
スーリヤ、ヤミー、アグニ
信仰・祭祀
ヤマは、死者儀礼や祖先信仰と関わる神として意識される。日常的に福を願う神というより、死後の裁きと魂の行方に関わる神として畏れられる。
主な登場資料
リグ・ヴェーダ、マハーバーラタ、プラーナ文献
