セト
せと
種族
英語表記
Seth
別名・異表記
Set
伝承元
エジプト神話
地域・文化圏
古代エジプト文化圏
概要
セトは、エジプト神話に登場する砂漠と嵐の神である。暴力、混乱、異境の力と結びつき、オシリスを殺害した神としても知られる。一方で、太陽神ラーを守って混沌の敵と戦う面もあり、単純な悪神ではない。
司るもの・権能
セトは、砂漠、嵐、暴力、混乱、異国、戦いを司る。秩序を乱す力を持つが、外敵や混沌と戦う防衛的な力も持つ。
神格・立場
セトは、オシリスやイシスと同じ神々の一族に属する神である。ホルスと王権を争う敵対者として語られるが、時代によって評価が変化した複雑な神格である。
姿・象徴
セトは、正体がはっきりしない動物の頭を持つ神として表されることが多い。象徴には、砂漠、嵐、セト獣、赤い色がある。
主な神話・エピソード
セトは、兄弟であるオシリスを殺害し、王位を奪おうとした。オシリスの子ホルスは、父の正統な王権を取り戻すためにセトと争った。この対立は、秩序と混乱、正統な王権をめぐる神話として語られる。
関連する存在
オシリス、イシス、ホルス、ネフティス、ラー
信仰・祭祀
セトは、砂漠や辺境、戦いに関わる神として信仰された。時代によっては王の守護神として重視される一方、後には悪しき神として扱われることも増えた。
主な登場資料
ピラミッド・テキスト、コフィン・テキスト、ホルスとセトの争い
