セクメト

せくめと

種族
英語表記

Sekhmet

伝承元

エジプト神話

地域・文化圏

古代エジプト文化圏、メンフィス信仰圏

概要

セクメトは、エジプト神話に登場する戦いと疫病の女神である。獅子頭の女神として表され、太陽神ラーの激しい怒りを体現する存在とされる。破壊をもたらす一方で、病を癒やす力とも結びつく、強力な女神である。

司るもの・権能

セクメトは、戦争、疫病、破壊、灼熱、治癒を司る。敵を滅ぼす激しい力と、病を鎮める医療的な力の両方を持つ。

神格・立場

セクメトは、ラーの目として語られる女神の一柱である。プタハの妃としても扱われ、メンフィスの重要な女神として信仰された。

姿・象徴

セクメトは、獅子の頭を持つ女性神として表される。象徴には、獅子、太陽円盤、炎、赤い力、破壊の息がある。

主な神話・エピソード

セクメトは、人間を罰するためにラーが送り出した女神として語られる。彼女の怒りは激しく、世界を滅ぼしかねないほどであったため、赤く染めた酒によって鎮められた。この物語は、破壊の力を鎮め、守護へ転じる女神の性格を示している。

関連する存在

ラー、プタハ、ハトホル、ネフェルトゥム

信仰・祭祀

セクメトは、戦いと疫病を鎮める女神として信仰された。医療や治癒とも関わり、病をもたらす力を持つからこそ、病を退ける神としても祀られた。

主な登場資料

古代エジプト神話、神殿碑文、天の牝牛の書

登録日2026.05.22
更新日2026.05.22