マアト
まあっと
種族
英語表記
Maat
別名・異表記
Ma’at
伝承元
エジプト神話
地域・文化圏
古代エジプト文化圏
概要
マアトは、エジプト神話に登場する真理と秩序の女神である。世界が正しく保たれるための法則そのものを神格化した存在であり、正義、調和、均衡と結びつく。神々と人間の社会を支える根本的な原理として重要である。
司るもの・権能
マアトは、真理、秩序、正義、調和、宇宙の均衡を司る。混乱を抑え、神々と人間の世界を正しい形に保つ力を持つ。
神格・立場
マアトは、女神であると同時に、世界を成り立たせる原理そのものでもある。王や神々の行いが正しいかを測る基準として、エジプト宗教の中心に置かれた。
姿・象徴
マアトは、頭に羽をつけた女性神として表される。象徴には、マアトの羽、天秤、真理、秩序がある。
主な神話・エピソード
死者の裁きでは、死者の心臓がマアトの羽と量られる。心臓が真理にかなう軽さであれば、死者は正しく冥界へ進むことができる。この場面は、マアトが死後の裁きと倫理の基準であることを示している。
関連する存在
ラー、オシリス、アヌビス、トート
信仰・祭祀
マアトは、王権と裁きに関わる女神として重視された。ファラオはマアトを守る者とされ、世界の秩序を維持する役割を担うと考えられた。
主な登場資料
死者の書、ピラミッド・テキスト、コフィン・テキスト
