エレシュキガル
えれしゅきがる
種族
英語表記
Ereshkigal
別名・異表記
Irkalla
伝承元
メソポタミア神話
地域・文化圏
古代メソポタミア文化圏、シュメール文化圏、アッカド文化圏
概要
エレシュキガルは、メソポタミア神話に登場する冥界の女王である。死者の国を治める女神として語られ、地上の神々とは異なる暗く閉ざされた領域に属する。恐ろしい存在であるが、悪魔ではなく、死者の世界の秩序を保つ神である。
司るもの・権能
エレシュキガルは、冥界、死者、地下世界の秩序を司る。生者が踏み入れがたい死の領域を支配し、冥界の法を守る力を持つ。
神格・立場
エレシュキガルは、冥界を統べる高位の女神である。イナンナと対になる存在として語られ、天上や地上とは異なる死の世界を代表する。
姿・象徴
エレシュキガルの姿は、神話の中で詳しく固定されていない。象徴には、冥界、暗い宮殿、死者の国、地下の女王の玉座がある。
主な神話・エピソード
代表的な神話に、イナンナの冥界下りがある。イナンナは冥界へ降り、エレシュキガルの支配する領域で力を失う。この物語は、生と死の境界、地上の力が冥界では通じないことを示している。
関連する存在
イナンナ、ネルガル、ドゥムジ
信仰・祭祀
エレシュキガルは、死者の国の女王として畏れられた。日常的な守護神というより、死後世界の支配者として神話と葬送観に深く関わる。
主な登場資料
イナンナの冥界下り、ネルガルとエレシュキガル、メソポタミア神話文献
