アスタルト
あすたると
種族
英語表記
Astarte
別名・異表記
Ashtart
伝承元
カナン・フェニキア神話
地域・文化圏
古代カナン文化圏、フェニキア文化圏
概要
アスタルトは、カナンやフェニキアで信仰された愛と戦いの女神である。豊穣、性愛、王権、戦争と結びつき、古代東地中海世界で広く知られた。メソポタミアのイナンナと近い性格を持つ。
司るもの・権能
アスタルトは、愛、性愛、豊穣、戦争、王権を司る。人間と国家の繁栄に関わる一方、戦いの力も持つ女神である。
神格・立場
アスタルトは、カナン・フェニキア系の主要な女神である。アナトと近い性格を持ち、地域によって役割や性格に差がある。
姿・象徴
アスタルトは、美と力を備えた女神として表される。象徴には、星、獅子、馬、武器、豊穣がある。
主な神話・エピソード
アスタルトについて、まとまった神話物語は多く残っていない。碑文や周辺資料では、愛と戦い、王権や豊穣に関わる高位の女神として名が伝えられる。
関連する存在
アナト、バアル、エル
信仰・祭祀
アスタルトは、フェニキアやカナンの都市で信仰された。交易を通じて東地中海世界にも広がり、王権や豊穣を支える女神として崇敬された。
主な登場資料
フェニキア碑文、ウガリット文書、西セム系神話資料
