トラロック

とらろっく

種族
英語表記

Tlaloc

伝承元

アステカ神話

地域・文化圏

メソアメリカ文化圏、アステカ文化圏

概要

トラロックは、アステカ神話に登場する雨と雷の神である。農耕に必要な雨をもたらす神として信仰される一方、嵐、雷、雹、水害をもたらす恐ろしい神でもある。人々の生活と作物の実りを左右する重要な神である。

司るもの・権能

トラロックは、雨、雷、嵐、水、農耕の実りを司る。恵みの雨を与える一方で、破壊的な天候を起こす力も持つ。

神格・立場

トラロックは、アステカ神話の主要な自然神である。太陽と戦争の神ウィツィロポチトリと並び、都市と農耕を支える重要神として扱われた。

姿・象徴

トラロックは、特徴的な目と牙を持つ神として表される。象徴には、雨雲、雷、水壺、山、農作物がある。

主な神話・エピソード

トラロックは、雨の支配者として山や水源と結びつく。神話では、雨の楽園を支配する神としても語られ、水に関わる死を迎えた者がその楽園へ行くとされた。

関連する存在

ウィツィロポチトリ、チャルチウトリクエ、テスカトリポカ

信仰・祭祀

トラロックは、農耕の成功を願って広く信仰された。テノチティトランの大神殿では、ウィツィロポチトリと並ぶ重要な祭祀対象であった。

主な登場資料

フィレンツェ絵文書、ボルジア絵文書、アステカ神話伝承

登録日2026.05.22
更新日2026.05.22