マーラ
まーら
種族
英語表記
Mara
別名・異表記
天魔
伝承元
仏教
地域・文化圏
インド仏教文化圏、東アジア仏教文化圏
概要
マーラは、仏教において悟りを妨げる悪魔である。釈迦が悟りを開こうとしたとき、恐怖や誘惑をもって妨害した存在として知られる。外側の悪魔であると同時に、人間の内面にある欲望や迷いの象徴でもある。
悪魔としての性質
マーラは、修行者を悟りから遠ざける誘惑者である。欲望、恐怖、執着を起こし、解脱へ向かう心を乱す存在として語られる。
害・誘惑・象徴する悪
マーラは、欲望、恐怖、迷い、死、執着を象徴する。人間が真理へ進もうとするとき、それを妨げる心の働きでもある。
姿・象徴
マーラの姿は、仏教美術や伝承によって異なる。象徴には、軍勢、誘惑する娘たち、弓、恐怖、欲望がある。
主な伝承・エピソード
マーラは、釈迦が菩提樹の下で悟りに近づいたとき、軍勢や誘惑をもって妨害した。釈迦はその妨害に屈せず、地に触れて悟りの正しさを示した。この物語は、悟りが外的な敵だけでなく、内面の迷いに打ち勝つことで成り立つことを示している。
関連する存在
釈迦、マーラの娘たち、マーラの軍勢
信仰・解釈
マーラは、仏教における悪魔の代表格である。
主な登場資料
パーリ仏典、仏伝文学、仏教説話
