ネペンテス

ねぺんてす

素材霊薬
英語表記

Nepenthe

伝承元

ギリシャ神話

地域・文化圏

古代ギリシャ文化圏

概要

ネペンテスは、『オデュッセイア』に登場する悲しみを忘れさせる薬である。ヘレネが客人たちの飲み物に混ぜるものとして語られ、苦しみや涙を遠ざける霊薬とされる。治療薬というより、心の苦痛を和らげる忘却の薬である。

由来・生成

ヘレネがエジプトで得た薬として語られる。具体的な材料や製法は伝わらない。

効果・効能

悲しみ、怒り、苦痛の記憶を忘れさせる力を持つ。心の痛みを一時的に遠ざける薬である。

使われ方・摂取方法

酒に混ぜて飲ませる形で用いられる。飲んだ者は、深い悲しみを抱えていても涙を流さなくなるとされる。

主な神話・伝承

テレマコスがスパルタを訪れた場面で、ヘレネは客人たちの心を鎮めるためにネペンテスを酒に混ぜる。トロイア戦争の記憶が語られる場面で、この薬は悲しみを和らげる役割を果たす。ネペンテスは、忘却と慰めの霊薬として印象づけられる。

関連する存在

ヘレネ、テレマコス、メネラオス

主な登場資料

『オデュッセイア』

登録日2026.05.23
更新日2026.05.23