ネペンテス
ねぺんてす
素材霊薬
英語表記
Nepenthe
伝承元
ギリシャ神話
地域・文化圏
古代ギリシャ文化圏
概要
ネペンテスは、『オデュッセイア』に登場する悲しみを忘れさせる薬である。ヘレネが客人たちの飲み物に混ぜるものとして語られ、苦しみや涙を遠ざける霊薬とされる。治療薬というより、心の苦痛を和らげる忘却の薬である。
由来・生成
ヘレネがエジプトで得た薬として語られる。具体的な材料や製法は伝わらない。
効果・効能
悲しみ、怒り、苦痛の記憶を忘れさせる力を持つ。心の痛みを一時的に遠ざける薬である。
使われ方・摂取方法
酒に混ぜて飲ませる形で用いられる。飲んだ者は、深い悲しみを抱えていても涙を流さなくなるとされる。
主な神話・伝承
テレマコスがスパルタを訪れた場面で、ヘレネは客人たちの心を鎮めるためにネペンテスを酒に混ぜる。トロイア戦争の記憶が語られる場面で、この薬は悲しみを和らげる役割を果たす。ネペンテスは、忘却と慰めの霊薬として印象づけられる。
関連する存在
ヘレネ、テレマコス、メネラオス
主な登場資料
『オデュッセイア』
