九鼎
きゅうてい
宝物神器
英語表記
Nine Tripod Cauldrons
伝承元
中国古代伝承
地域・文化圏
中国文化圏
概要
九鼎は、古代中国で王権を象徴した九つの鼎である。天下の九州を表す宝物とされ、王朝の正統性を示す国家的な神器として語られる。祭器でありながら、政治的な権威そのものを表す存在である。
由来・来歴
禹が九州から集めた金属で鋳造したとされる。夏、殷、周へと受け継がれた王権の象徴として伝えられる。
所有者・関係者
禹、夏王朝、殷王朝、周王朝
性質・効果
九鼎を保有することは、天下を治める正統性を持つことを示す。実用的な魔力よりも、王権を保証する象徴的な力が重視される。
象徴・意味
九鼎は、天下、王権、天命、国家の安定を象徴する。鼎の重さや所在を問うことは、王朝の力を問うことでもあった。
主な神話・伝承
九鼎は、禹によって作られ、天下の形と秩序を示す宝物となった。後の時代には、九鼎を持つ王朝こそが正統な支配者であると考えられた。伝承では、九鼎の行方や重さが王朝の盛衰と結びついて語られる。
関連する存在
禹、夏王朝、殷王朝、周王朝
主な登場資料
『史記』、『春秋左氏伝』
