九鼎

きゅうてい

宝物神器
英語表記

Nine Tripod Cauldrons

伝承元

中国古代伝承

地域・文化圏

中国文化圏

概要

九鼎は、古代中国で王権を象徴した九つの鼎である。天下の九州を表す宝物とされ、王朝の正統性を示す国家的な神器として語られる。祭器でありながら、政治的な権威そのものを表す存在である。

由来・来歴

禹が九州から集めた金属で鋳造したとされる。夏、殷、周へと受け継がれた王権の象徴として伝えられる。

所有者・関係者

禹、夏王朝、殷王朝、周王朝

性質・効果

九鼎を保有することは、天下を治める正統性を持つことを示す。実用的な魔力よりも、王権を保証する象徴的な力が重視される。

象徴・意味

九鼎は、天下、王権、天命、国家の安定を象徴する。鼎の重さや所在を問うことは、王朝の力を問うことでもあった。

主な神話・伝承

九鼎は、禹によって作られ、天下の形と秩序を示す宝物となった。後の時代には、九鼎を持つ王朝こそが正統な支配者であると考えられた。伝承では、九鼎の行方や重さが王朝の盛衰と結びついて語られる。

関連する存在

禹、夏王朝、殷王朝、周王朝

主な登場資料

『史記』、『春秋左氏伝』

登録日2026.05.23
更新日2026.05.23