心臓スカラベ
しんぞうすからべ
護符加護具
英語表記
Heart Scarab
伝承元
エジプト神話
地域・文化圏
古代エジプト文化圏
概要
心臓スカラベは、死者の心臓を守るために用いられたスカラベ形の護符である。古代エジプトでは、心臓は人格や記憶を宿す重要な部位と考えられた。死後の審判で心臓が不利な証言をしないよう願う、葬送用の護符である。
形状・素材
フンコロガシをかたどった大きめの護符として作られる。石やファイアンスなどで作られ、底面に呪文が刻まれることがある。
用途・加護
死者の心臓を守り、死後の審判を無事に通過するために用いられた。心臓が持ち主に不利な証言をしないよう願う護符である。
使われ方・祀られ方
ミイラの胸元や心臓の位置に置かれた。葬送儀礼の中で、死者が来世へ進むための守護具として扱われた。
主な伝承・信仰
古代エジプトでは、死者の心臓はマアトの羽と量られると考えられた。心臓スカラベは、その審判で死者が不利にならないように願う護符である。再生を象徴するスカラベの形も、来世での復活と深く結びついている。
関連する存在
オシリス、マアト、アヌビス
主な登場資料
『死者の書』、古代エジプト葬送資料
