パズズ護符
ぱずずごふ
護符加護具
英語表記
Pazuzu Amulet
伝承元
メソポタミア神話
地域・文化圏
古代メソポタミア文化圏、アッシリア・バビロニア文化圏
概要
パズズ護符は、悪霊パズズの姿をかたどった護符である。パズズは恐ろしい悪霊として知られる一方で、より危険な女悪霊ラマシュトゥを退ける存在としても扱われた。とくに妊婦や乳児を守る魔除けとして用いられた護符である。
形状・素材
パズズの頭部や全身像を表した小像、首飾り、吊り下げ具として作られた。青銅、石、粘土などで作られた例がある。
用途・加護
ラマシュトゥによる害から、妊婦や赤子を守るために用いられた。悪霊の力を、別の悪霊を退ける守護の力として利用する護符である。
使われ方・祀られ方
身につけたり、寝床や出産に関わる場所の近くに置かれたりした。パズズの顔や姿を見せることで、害をなす存在を追い払うものとされた。
主な伝承・信仰
メソポタミアでは、病や出産時の危険は悪霊の働きと結びつけて考えられることがあった。パズズ護符は、恐ろしい姿を守護の力に転じる護符として用いられた。人に害を与える存在でありながら、特定の災厄を防ぐために頼られた点が特徴である。
関連する存在
パズズ、ラマシュトゥ
主な登場資料
メソポタミアの護符資料、悪霊退散に関する呪術資料
