ヤクシャ

やくしゃ

種族
英語表記

Yaksha

別名・異表記

夜叉

伝承元

インド神話、仏教

地域・文化圏

インド文化圏、南アジア文化圏、仏教文化圏

概要

ヤクシャは、インド神話や仏教に登場する霊的存在である。自然、土地、財宝、樹木、水辺などに関わる精霊的な存在として語られる一方、恐ろしい性格を持つこともある。神でも単なる魔物でもない、幅の広い霊的存在である。

属する場所・領域

ヤクシャは、森、樹木、水辺、地下の財宝、土地の霊的な領域に属する。財宝神クベーラの配下として語られることもある。

姿・特徴

ヤクシャは、人間に近い姿で描かれる場合もあれば、力強く異形的な姿で表される場合もある。豊かさと恐ろしさの両面を持つ存在として扱われる。

性質・行動

ヤクシャは、土地や財宝を守る存在として語られる。人間に恩恵を与えることもあれば、近づく者を脅かすこともあり、穏やかな精霊と荒々しい霊の両面を持つ。

人間との関わり

ヤクシャは、人間に富や守護をもたらす存在として受け取られることがある。一方で、無礼な者や禁忌を破る者には危険な存在となる。

主な伝承・エピソード

ヤクシャは、インドの古い信仰の中で、土地や樹木、財宝と結びつく霊的存在として語られた。仏教に取り入れられると、仏法を守る存在として描かれる場合も増えた。善悪のどちらかに固定されない、複雑な精霊的存在である。

関連する存在

クベーラ、ヤクシニー、仏教天部

主な登場資料

マハーバーラタ、仏典、ジャータカ、プラーナ文献

登録日2026.05.22
更新日2026.05.22