ムシュフシュ
むしゅふしゅ
種族
英語表記
Mušḫuššu
別名・異表記
Mushussu
伝承元
メソポタミア神話
地域・文化圏
古代メソポタミア文化圏、バビロニア文化圏
概要
ムシュフシュは、メソポタミア神話と王権表象に登場する蛇竜である。マルドゥクの象徴的な聖獣として知られ、バビロンのイシュタル門にもその姿が表された。怪物というより、神の威光を示す守護的な竜として扱われる。
姿・特徴
ムシュフシュは、細長い蛇のような体に、獣の脚や鳥の爪を持つ合成的な姿で描かれる。角を持ち、竜、蛇、獣が組み合わさったような姿をしている。
性質・象徴
ムシュフシュは、神の力、王権、守護、威厳を象徴する。混沌の敵というより、秩序ある神の権威に従う聖なる竜である。
人間・神々との関わり
ムシュフシュは、マルドゥクの聖獣として神殿や王権の象徴に用いられた。人間にとっては、バビロンの守護と神の力を示す存在だった。
主な伝承・エピソード
ムシュフシュは、マルドゥクの象徴としてバビロンの美術や建築に表された。とくにイシュタル門の彩釉煉瓦に描かれた姿は有名である。神話上の戦う怪物というより、神の権威を視覚的に示す竜として重要である。
関連する存在
マルドゥク、ナブー、イシュタル門
主な登場資料
バビロニア神話資料、イシュタル門の図像資料、メソポタミア美術資料
