イェクン
いぇくん
種族
英語表記
Yeqon
別名・異表記
Jeqon
伝承元
エノク書、見張りの天使伝承
地域・文化圏
ユダヤ教外典文化圏、キリスト教外典文化圏
概要
イェクンは、『エノク書』系の伝承に登場する堕天使である。見張りの天使たちを地上へ導き、人間の女性との関係へ向かわせた存在として語られる。堕落の始まりに関わる存在として、見張りの天使伝承の中で重要である。
堕落・反逆の経緯
イェクンは、天使たちを地上へ降ろし、人間の女性に向かわせた存在とされる。天上に留まるべき天使たちを地上の欲望へ導いたことで、堕落のきっかけを作った堕天使として扱われる。
罪・禁じられた知識
イェクンに特定の禁じられた技術の伝授は、強く固定されていない。中心的な罪は、天使たちを地上へ導き、人間との境界を破らせたことである。
堕天使としての立場
イェクンは、見張りの天使たちの堕落を始動させた存在として位置づけられる。アスビエルと同じく、天使たちを誤らせる側の堕天使として扱われる。
姿・象徴
イェクンの具体的な姿は、伝承の中で詳しく固定されていない。象徴には、地上への降下、誘惑、堕落の始まり、見張りの天使がある。
主な伝承・エピソード
イェクンは、天使たちを地上へ導いた存在として語られる。彼の行動によって、見張りの天使たちは人間の女性に心を奪われ、地上に混乱を広げることになった。この物語は、天上存在が本来の領域を離れることの危険を示している。
関連する存在
アスビエル、シェミハザ、ガドリエル、見張りの天使たち
信仰・解釈
イェクンは、悪魔として広く信仰された存在というより、エノク書系の堕天使名として扱うのが自然である。堕天使伝承では、堕落を始めさせた存在として説明すると位置づけが明確になる。
主な登場資料
エノク書、見張りの天使伝承
