アザゼル
あざぜる
種族
英語表記
Azazel
別名・異表記
Asael
伝承元
エノク書、見張りの天使伝承
地域・文化圏
ユダヤ教外典文化圏、キリスト教外典文化圏
概要
アザゼルは、『エノク書』に登場する堕天使の一人である。見張りの天使たちに属し、人間に禁じられた技術を教えた存在として語られる。後世には悪魔的存在として扱われることもあるが、起源的には堕天使伝承の中で重要な存在である。
堕落・反逆の経緯
アザゼルは、天上の存在でありながら地上の人間に関わり、神に許されない知識を広めたとされる。その行為によって人間社会に暴力や虚飾が広がり、世界の乱れを招いた存在として語られる。
罪・禁じられた知識
アザゼルは、人間に武器、戦いの道具、装飾、化粧に関わる知識を教えたとされる。これらの知識は文明を進める力である一方、暴力や欲望を強める危険なものとして描かれる。
堕天使としての立場
アザゼルは、見張りの天使たちの中でも特に重要な堕天使である。シェミハザが集団の誓いを主導する存在なら、アザゼルは人間へ禁じられた技術を広めた存在として目立つ。
姿・象徴
アザゼルの具体的な姿は、伝承の中で詳しく固定されていない。象徴には、荒野、鎖、禁じられた知識、武器、堕落がある。
主な伝承・エピソード
アザゼルは、人間に戦いの道具や装飾の知識を教えたことで、地上に罪を広げた存在として語られる。その罪のため、荒野に閉じ込められ、裁きの日まで縛られるとされる。この物語は、天上の知識が無秩序に人間へ渡る危険を示している。
関連する存在
シェミハザ、見張りの天使たち、エノク、神
信仰・解釈
アザゼルは、堕天使、荒野の悪霊、悪魔的存在として解釈されることがある。
主な登場資料
エノク書、レビ記、ユダヤ教外典伝承
