モロク
もろく
種族
英語表記
Moloch
別名・異表記
Molech
伝承元
キリスト教悪魔論、後世伝承
地域・文化圏
古代カナン文化圏、ユダヤ教文化圏、キリスト教文化圏
概要
モロクは、聖書資料で子どもの犠牲と結びついて語られる神格名である。後世のキリスト教的解釈や悪魔論では、残酷な犠牲を求める悪魔的存在として扱われた。
悪魔としての性質
モロクは、後世の悪魔論で残酷な犠牲と結びつく悪魔として語られる。人間の命を捧げさせる恐ろしい存在として、異教的な悪の象徴になった。
害・誘惑・象徴する悪
モロクは、子どもの犠牲、残酷な儀礼、偶像崇拝、人命を軽んじる悪を象徴する。財欲や怠惰のような内面的誘惑ではなく、共同体全体を歪める宗教的な恐怖を表す存在である。
姿・象徴
モロクの姿は、後世の想像や図像でさまざまに描かれる。象徴には、炎、炉、犠牲、偶像、子どもを飲み込む怪物的な神像がある。
主な伝承・エピソード
モロクは、聖書の中で禁じられた犠牲の対象として語られる。後世には、炎の中で子どもを犠牲にさせる恐ろしい存在として想像され、悪魔論や文学の中で強烈な悪の象徴となった。この伝承は、人間が神聖さの名で残酷な行為を正当化する危険を示している。
関連する存在
バアル、アドラメレク、サタン
信仰・解釈
モロクは、古代の神格名、聖書的批判、後世の悪魔化が重なった存在である。
主な登場資料
レビ記、列王記、エレミヤ書、失楽園、後世キリスト教悪魔論
