丹砂
たんしゃ
素材霊薬
英語表記
Cinnabar
別名・異表記
辰砂
伝承元
中国道教、錬丹術
地域・文化圏
中国道教文化圏
概要
丹砂は、赤い鉱物として知られる錬丹術の重要素材である。道教の外丹術では、不老不死の薬を作る材料として重視された。霊的な素材とされた一方で、水銀を含むため実際には危険な鉱物でもある。
由来・生成
天然に産出する赤色の鉱物である。錬丹術では、鉱物を炉で変化させることで霊薬を得ようとする思想の中に組み込まれた。
効果・効能
伝承上は、不老長寿や仙人化に関わる霊薬の材料とされた。実際には毒性があり、服用は危険である。
使われ方・摂取方法
外丹術で炉にかけ、丹薬を作る材料として用いられた。単独で食べるものではなく、錬丹の工程に組み込まれる素材である。
主な神話・伝承
道教の錬丹術では、丹砂は不死の薬を作るための中心的な材料とされた。皇帝や道士が長生を求め、鉱物を調合して丹薬を作ろうとした。丹砂は、長寿への願いと危険な錬丹術の両面を示す素材である。
関連する存在
道士、錬丹術師、仙人
主な登場資料
道教錬丹術資料、『抱朴子』
